☆防大逍遥歌
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防衛大学校逍遥歌
小長谷聡作詞(4期陸)
塩瀬進作曲(4期陸)
岩井直溥編曲(東京芸大)
一
鶯声凍る風とけて並木かげろう小原台
北に都を見下ろして南に磯の数え歌
青き裳にやすらいで花の香りを移さなむ
二
船首に砕くる青き波雲わきあがる海原に
鉄腕鍛ふる若人の高き理想を誰が知る
遠く高楼かえりみて共に奏でん橈の歌
三
塵も静かにをさまりて紫紺に暮るゝ富士の峰
巻き雲あかく映ゆるとき思索は深し天地の
真理の光身に浴びて平和を祈る影長し
四
星影寒く胸に入る忍びて春を待ちながら
観音崎にたゝずめば四年の波は夢のごと
木枯らしに和し笛吹けばアンドロメダが西に舞ふ
口上
古き名門に生まれし乙女に恋するを誠の恋といい
巷の陋屋に生まれし乙女に恋するを誠の恋でないと誰が言えようか
雨降らば雨降るとき風吹かば風吹くときコツコツと響く足音
嗚呼あれは防衛大学の学生さんではないかと言うも客の手前
あまた男に汚されし唇に今宵またルージュの紅を塗り誰をか待たむ巷の女
酒は飲むべし百薬の長女買うべしこれまた人生無上の快楽
酔うて伏す胡蝶美人ひざ枕明けて醒むれば昨夜の未練さらさらなし
たたく電鍵握る操舵機はたまたあがるアンカーの響き
船は出て行くポンドは暮れるわれは海の子かもめ鳥
小雨降る春の小原に木枯らし吹きすさぶ冬の波間に
歌は悲しき時の母苦しき時の友なれば
我らここにある限り小原の丘にある限り
絶ゆることなき青春の歌いざや歌わん防衛大学校逍遥の歌